ISはプアマンズPSになり得るか？
今年になってセルシスが販売し始めた、illust studioと言うのをご存じだろうか？
内容的には、PSの高度なレタッチ機能を省いて、描くことをメインに据えたCGイラスト専用のソフトウエア（1枚絵に特化したコミスタって方が正しいかもｗ）なんだけど、問題はその値段である。本体価格7980円。サンプルを見ていただければ解るが、かなり高度な描画が可能であるにもかかわらず、1万円を切っているのだ。
いままで、PCでCGイラストを描くには、PhotoshopやPhotoshop Elementなどが使われる事が多かったが、どれもが高価であったり、手軽に描く為の機能とは乖離していたりするような状況であった。そう言う意味では、見事なまでに（価格・機能共に）スキマを突いた製品と言えよう。
もちろん、いままで同様の製品がなかった訳ではない。のだが、その製品の殆どが失敗しているのだ。それは何故か？
一つには、機能の充実度（特に描くために）が追いつかなかった事。そして違法コピー品の蔓延である。
かつて、某人気絵師がキ○タマウイルスによって流出した、desktopのスクリーンショットから、海賊版のPhotoshopを使っていた事がばれて、祭りになった事も有ったくらいだ。
しかし、昨今。AdobeはPhotoshopなどの製品のアクティベーションをオンライン型に切り替えるなど、ライセンスの保護に力を入れ始め、海賊版の流布が押さえられる傾向にも有る様で、昔の様に安価に道具を手に入れる事が難しくなって来た。
そこを突いてのこの製品である。
セルシスも、ちょっと自信が有る様で、将来的にどうなるか楽しみではある。
未定では有るがMac版も考えられて居るようで、期待しても良いかもしれない（Windows版が出てから、約1年でMac版が出る位のスパンなのは、コミスタで実証されているので、出るとしたら来春だろうなｗ）。
はたして、illust StudioはプアマンズPhotoshopになり得るか否か…ちょっとwktkでは有るな。
