ルパンルパーン(1)

青ルパンが見たくなったので、1話から順に見ている最中。
やっぱり面白いわ。ルパンのすべてのエッセンスが詰まっているのは青ルパンだねぇ…

見直してみると、殆どの話が赤ルパンや、映画で焼きなおして使われて居るのがよくわかる。

個人的に青ルパンの傑作と言えば、

・脱獄のチャンスは一度(第4話)
・7番目の橋が落ちるとき(第11話)
・タイムマシンに気をつけろ(第13話)

辺りでしょうか。
あと『魔術師と呼ばれた男(第2話)』とか『雨の午後はヤバイぜ(第6話)』『殺し屋はブルースを歌う(第9話)』なんかの、渋い系ストーリーはかなりイケてますな。
後半は低視聴率てこ入れのために、ギャグ路線に方向転換した青ルパンですが、後半戦もなかなか渋いところがあったりと、いいですなぁ…。
それと、青ルパンでは結構力技の強奪とかやってたりして、最近のテクニックオンリーなルパンとはまた違った感じで良いです。

と、言うわけで私的な青ルパン御託行ってみたいと思いますw

第一話・ルパンは燃えているか


萌えているかじゃねーよ!(ハリセンボン風)

と、言うことで。
当時の放送倫理規定はかなり緩やかで、ゴールデンにこういう作品が放送されると言う事がすごい事なんですがw

で、第一話です。そういえば赤ルパンの第一話は『ルパン三世颯爽登場!』とか言うのだった気がする…w
それに比べると、いきなりこういうタイトルはなかなかである。

あらすじは何故かルパンを付けねらう暗黒街の巨大組織『スコーピオン』が、F1レースにかこつけて、ルパンを抹殺しようとたくらむと言う話。
だがそうはうまく行かないと言うオチ。

途中、峰不二子が忍び込んで捕らえられ、拷問(w)を受けたりするんだけど、結局はルパンに返り討ちにあうと言う構成。
ただ、なんとなく必然性が無い話なんだよねぇ…まぁ、スコーピオンがしつこいので、わなに填まったふりをして、反対に相手の組織を壊滅させると言う展開だとは思うけど、不二子ちゃんの必然性がイマイチ(まぁ、お色気担当と言えばそうなんだけどw)。

途中の『いやー、やめてー』とか二階堂さんの不二子ちゃん特有のコケティッシュな台詞回しが好きな向きには、非常にうれしいことこの上ないんですがw

第一話なので、登場キャラ紹介の意味合いも含めて、それなりの第一話ということでしょうか…
はじめから出来のいい作品と言うのはそうないので、これはこれで充分ではないkと思うわけです。

そういや、レースの出場選手にジャッキー・スチュワートとかアナウンスがあると、ちょっと時代を感じてしまうなぁw

とにかく、結局ルパンに返り討ちに遭うスコーピオン。自爆まがいに壊滅するわけですが、まぁ、第一話と言うことで方向性もはっきりしていない感じだったのでしょう。それでも細かいところのこだわりは地味にあって、出場選手の名前とか、次元の使ってる銃とか、演出面では、ルパンのエレベーターで移動時の表現とか、なんとなくではあるが、モンキーパンチ氏のルパンを残しつつ、この先どうやって行くかを探る作品であったのではと…

さて、第2話以降化けますかどうか…と、言うことでしばらくこのシリーズ続くと思いますw。