塗りと、アレと、ソレと…

今週のびっくりどっきりメカ、筆、筆、筆、筆…
なんか、筆を買ったら、夢で筆に囲まれて、筆下ろしされてる…ゲフンゲフン…
でも、まだまだ筆は足りません。昔紙に書いてた頃は30本くらい筆を使ってましたが、まだ15本くらいなんですよ。
ガイアノーツはセット販売やめちゃうし、エロ筆は手に入りにくいし、ウインザー&ニュートンは高いしと…模型用の筆を選ぶのも大変だよなぁ…
と、筆塗りにこだわりたいものの、そうはいかないのが現状なんですが、自分の塗装に対する考え方を整理してみると言うことで…

 塗り分けって何?


大体の塗装については、エアブラシ主体。
『横山御大とか、筆塗り名人の方々ほど上手かったら苦労はしないよ』レベルの筆塗り能力しかないので(昔絵を描いていたにしては不思議な話でしょ?、まぁ、この辺は紙とプラスチックの材質による違いって言う壁が有るわけで…w)、広範囲な塗装や、均一感のほしいところは、エアブラシと言うことになる、
しかしだ、1/48くらいになると、エアブラシも大分つらくなってくる。
『ただ吹くだけだろ?』とか思ってるあなたw、認識不足。長時間均一に吹き続けるのは、かなりの場数を踏まないと習得できません。
そのほか溶剤の調合と稀釈度の調整とか、使用後のメンテとか、意外と面倒なのがエアブラシだったりするわけですな。
一部の人がスプレーに走る理由が解る気がするw、使用後のメンテナンスは、面倒じゃないものな。
反面、微小部品や細かい塗り分けなどは、筆と言うことになる。ああ、あとなぜかタイヤは筆塗りの方が質感が出る。フラットブラックにしろ、セミグロスにしろ、筆で塗るとタイヤの質感がアップする。
そして、その塗装にウエザリングをかけると、また映えるわけだw

と、まぁ、面倒でもこの辺の使い分けはしていかないとならない。

ウエザリングをエアブラシでやると言うのもあるのだが、自分の腕ではまだそこまではちょっと…って気がする。
基本は、ウエザリングツールで汚してから、クリアフラットを吹く手順。
面倒だけど、このやり方はすぐに習得出来るし、一発勝負にならないんで、ある意味楽ではある。

ハゲチョロ(塗装がはげて金属の下地が見えるアレね)も、サフを吹いてから、シルバーをパネルラインに沿って吹いて(重点的にはがれそうな部分は、全面銀塗装する)、その上から塗装色で吹いてから削るんだけど、これも実際に上に吹くのはエナメル塗料の方がいいらしいのだが、貧乏人はラッカー塗料をぎりぎりの線で薄く吹いて(隠蔽力の弱い色だと、結構泣けてくるw)、いろいろなツールで重ね塗りした塗料をはがす訳とか手間のかかる方法をとることが多い。
銀色を筆塗りで、パネルラインの角や縁にこすりつけるやり方も有るけど、こっちはそれなりに上手くないと、泣けてくる結果になってしまうw

 それでも塗装(工程)はやってくる


最近は、色つきキットとか、食玩とか塗装済みの物がたくさんあって、いちいち塗装し直すなんて言う機会は少なくなっている。
まぁ、初心者向けにはそれでOKなんだと思うけど、作り手としていろいろやってみる手順として手っ取り早いのは塗装だし、奥が深いのも塗装と言うことになる。
キットを組み立てていると、この塗装工程が”ものすごーく”面倒に感じるときがあるw。
『もう素組でいいじゃん』みたいな考えにとりつかれてしまって、灰色一色(形成色そのまま)でもいいじゃーん、みたいなw
タミヤ製ボーファイター夜戦のキットなんか最初から黒い形成色なんだから、1000番台の紙ヤスリで、きれいにこすってつや消しっぽくすればいいんじゃね?とか、考えてしまうw
でも、まぁ、いろいろ有るけど、この塗装を覚えておくと、意外と簡単なディティールアップが出来たりするし、やっぱり覚えておいて損はないんだと思う(めんどくさい事が多いけどw)。
エッチングパーツやらレジンパーツでのディティールアップも、塗装技術が伴わないと、威力半減なんだなと…
ま、どんなにアレでも、結局作り込もうとしたら、塗装工程はやってくる訳で、覚悟していろいろ覚えなさいよと言うことなんだろうとな。

 なんでこんな話になったかと言うと…


家電量販店にはプラモデルコーナーが有ることが多いんですが、そこで大半を占めるのが、ガ○プラとフィギュア、スケールモデルキットは、棚の隅や壁際に追いやられてるほど肩身が狭い訳ですな。
で、問題は、そのガ○プラを買っている客層が…と言う話でw
以前チャットで、こんな話を聞いたので、余計にその客層がアレでソレに見えるわけです。

最近都内では、模型店の閉店が相次いでる。
その理由の一つに『模型店でさんざん情報を聞き出して、物は家電量販店で買う』と言うスタイルが有るらしい。
確かに、家電量販店で買うと、ポイントがついたりなどのサービスが有るので有利だが、制作情報を聞き出しておいてそれは無いだろうと…
せめて、塗料の一瓶でも買うくらいのエチケットが必要なんでは?と思ってしまう。
しかも、そういう輩の大部分は、ガ○プラやフィギュアを作る様な連中なんだそうだ…

スケールモデラーにもとんでもないのが居ますけど(ドッキリ)、この現状はなぁ…
確かに、売り場でガ○プラ買っていく奴ら見てると『あーあー』ってのが多いのも事実だし、某CS番組で『ガ○プラ名人』とか言われてる人が出てくると、なぜか『痛そう』に見えたりするもんなんだよねぇ…(スケールモデラーにも、痛い系の人がいるんですが、なぜかガ○プラの方が目立つよなぁ…)

敷居を下げるために必要なのは解るけど、ある程度のスキル(とか人としてのアレとか、K田一家じゃないんだからw)を要求する事も必要な気がするんだけど、どうよ?って事で。塗装からアプローチしてみようと言う試みな訳だ。

 と、言うことで


現実逃避タイムに長々とおつきあいしていただきありがとうございますw
まぁ、塗装は一日にして成らずって事(塗装だけじゃなく、どれも同じ事なんだけど)で、ぱっちんぱっちん組んでるだけでも楽しい人は楽しい訳なんだけど、あと一歩踏み出せば、そこはそれおもしろさがさらに広がると思うんだどなぁ…とか。
よく、将棋で『上手い人と指せば上達が速い』なんて言うけど、飛行機のスケールモデルを選んだ理由はその辺に有るのかもしれないと思う今日この頃でした。

ま、死ぬほど飛行機好きって言うのは、おいておくとしてもなw