近況

ご無沙汰。
どうも色々有って、活動意欲が湧かないって言うか、体が動きません。ま、その間大量の駄本を読んでいますが…w


オヤジの形見になった、500冊に昇る架空戦記の消化を進めていますが、どうも何というか駄作とまでは行かなくても、駄目な本とそうでない本が色々有ることに辟易しておりますw。
初めに引き取るときに、志茂田景樹の駄文は除いた訳ですが、今思うと『取っといて、その凄さをblogのネタにすれば良かったかも…』と言う気になっていたりw。
まぁ、そう言う戯れ言は置いといてw、色々思ってる事をば…w

要塞シリーズと艦隊シリーズ。

荒巻センセの2大シリーズですが、要塞シリーズはメカ萌えには非常に嬉しいシリーズではあります。個人的にも大好きで、ガレキになっていたメカも有るし、そりゃぁもう、メカメカしい(どこの言葉よw)メカと挿絵で、メカヲタのハートを鷲掴みでございました。
で、当然その荒巻センセのお書きになった艦隊シリーズにもメカファンの視線が集まるわけです。
あー、いって置きますが、艦隊シリーズ(紺碧の艦隊・旭日の艦隊)は架空戦記っぽいSFです。俗に言うSF戦記物という奴なんだと思いますが、軸足がSFに成っている作品って言う奴です。
が、この艦隊シリーズ、前半・中盤・終盤と話の流れを分けると、前半までは面白いんですが、中盤以降は途端につまらなくなります。
その理由は、作者の思想が垂れ流し状態になって居る為。その為、要塞シリーズなんかからの流れでついてきた、メカメカファンから見て『ちょwwwwwおまwwwww』と成ってしまうのである。
一気に20巻読むと、本当に『ちょwwwwwおまwwwww』であるw。
しかも紺碧と平行して書かれていた『旭日の艦隊』では、本筋だった紺碧との不整合が甚だしい問題になって来ていたりと、原作は既に読むことが困難な状態になってしまった。
で、それを救ったのは、漫画とOVAだったのは言うまでも無い。特に漫画の方は、故居村 眞二先生のタッチと大量のメカ画によって、それなりの人気となった(しかも原作の小うるさい思想垂れ流しにフィルタがかかっていたので、非常に楽に読めた)。
OVAもしかりで、やはり絵を出すと、メカ優先で、小難しい話にはフィルタがかかるので、それなりに受け入れられる。
近年には珍しい、原作よりも、二次作品が受けると言う現象の作品になっていると思う。かくいう自分も、漫画・OVA派であると言うことで…。

霧島那智って面白いか?

残念ながら一向に面白さが解らない。一言でどう言うのかと言うと、データーシートなのだ。そう、ただのデータシート。
架空戦記が成立するための大前提はデータなんだけど、それと一緒に、キャラクターが物語の中で生きる事が重要な筈。
でも、この作家集団・霧島那智は、どう見てもただのデータシートにしか見えない。よく、長い間出版して売って居るものだと…w
ま、確かにデータヲタと言うのも世の中に居るのは知っているので、これも有りって事なんだろうけど…w
と言うことで、始めて架空戦記を読む人には、おすすめできないかもしれんw

シミュレーションしてる?

と、言うわけで。シミュレーションしているかどうかが作品を別ける目安になっています。
でも、考えて見れば、シミュレーションと言うことは、その基幹になるデータがしっかりしていれば良いんで、SF戦記でもシミュレーションを名乗るなら、ちゃんとたデータの裏付けが有ることか肝要になるんではと思うわけです。


で、色々読み込んでいるうちに気がついたのは、このその事を守っている作品と、守って居ない作品との差が激しい事です。
守ってない作品の最右翼は、もちろん志茂田先生w、これはだれが読んでも明らかだと思うんですが、いかがですかね?w
では守っていて、尚かつ面白い作品ってあるんだろうかと…実は、まだそこまで行き当たってません。どなたか、お勧めがあります?w